Plesure 2021 ～人生の快楽～
おそようございます。
本当に気分の波が激しいですね。
ところで最近「闇の脳科学」という本を読みました。なんか物騒なタイトルですがこれは日本語訳後のタイトルで、もとは"The Plesure Shock: The Rise of Deep Brain Stimulation and Its Forgotten Inventor"という題です。闇でもなければ脳科学でもなく、なんでこのようなタイトルになったか謎です。
内容としては電気刺激治療を行っていた精神医学者の一生を紹介していくといった感じです。
性的志向？や統合失調症患者に対して治療を行った事例が紹介されるのですが、それらの根本原理は、感情や欲望に関わる脳の部位に電気刺激を与えるというものだったと思います。
そんなように、この精神医学者は「人間の感情や行動は快楽物質に因るもので、コントロールすることができる」というような考えをもっていました。
私はこれよりももう少し拡張された、「人間は快楽物質を増やすために思考や行動を決定する」という考えを推しています。快楽物質の作用について詳しくないので増やすという表現が適切かどうかはわかりませんが。この考えはどこで知ったのか忘れてしまったことが悔やまれます。
ただ、現状では多分快楽物質とやらの測定が難しいのか、それが正解かどうかさえ不明です。といえどもそこまで非現実的なことだとは思わないのですが。
そんなことを考えていると、不幸なのは、「快楽物質が増える行動が他人の反感を買うこと」や「快楽物質が増えない行動が他人に評価されること」とかだと思います。ちなみにこの両方が実体験として存在し、とても後悔していることでもあります。
もし快楽物質説が正しいのであれば、もっと世の中の仕組みに反映されるとうれしいものです。少なくとも自分のような存在を生み出さずに済むのでは……？と淡い期待をしております。利他的な行動について内面では利己的に感じるようになれば人類皆ハッピーでしょう。まあそんなにうまくいかないとは思っていますが。
それでも最近どこかの国のうつ病治療で脳に基盤を埋め込んで治療するみたいなやつをみました。それも刺激位置は自動で検出するらしく、びっくりです。いつしかムードオルガンみたいなガジェットが一家に一台レベルで普及するといいですね。
そんなSF的な妄想が妄想ではなくなってきている今の時代と異次元レベルの天才たちに感謝します。
今日はこのへんで。
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'98が一番好きですね。そんなに差はないけど。
