Fのブログ

世にありふれたフツーのブログのうちの一つ

結局は

おはようございます。

 

 

とりあえず一曲作りました。打ち込み感がかなり残ってしまっているのが残念ポイントなのですが、DAWの性能を使いこなせてなかったり、演奏技術がなかったりするため現状改善不可能です。違和感があるのに解決できないのはもどかしいものです。

 

他にも各メロディの繋ぎ目がどうしても不自然ですね。メロディごとの雰囲気というものがなんとなくあるのですが、それを違和感なく繋げるのは本当に難しいです。というかやりたいことを詰め込んでしまった結果こうなっている可能性が否めないのですが。想像力が足りないよ。

 

 

 

メロディを作成するのは、既存の曲と被らないように気を配る点を除けば思いのほか簡単です。というのも、適当にメロディを作ろうとすると、それっぽい音の推移というものが存在します。

 

周波数を離散化して落とし込んだ鍵盤においてさえ音の選択肢は無数にあるように感じますが、それっぽい音の推移というのはせいぜい5個くらいと思っています。それで物足りなければ和音にするのですが、和音についてもそれっぽい和音というのは多くありません。逆に言えば自分の中でレパートリーが少ないということかもしれませんが。

 

これを踏まえると、メロディを状態遷移と捉えれば、状態遷移の確率分布は一様とは程遠いものだろうと考えています。となると、作曲というのは計算機で解きやすいジャンルのようにも思えます。

 

コードにも同じことが言えそうです。そもそもコード"理論"なんて名前がつくのはそういうことなんでしょうか。

 

 

しかしながら、作曲は計算機で解きにくいのではないかと思います。というのも、状態遷移の確率分布をどうやって定めるかという点が絶対的ではないからです。

 

そもそと良いメロディ/コードとは?ということです。例えば僕はEコード*1もといⅢが好きですが、それは誰にとっても当てはまるものではないでしょう。

 

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といっても僕はⅢはほとんどの人にとって良いコードとなりうるものと思っています。

 

例えばflavor of lifeのサビの3小節目?で出現していると思います。

A♭-B♭-G-Cm

ずばりパクリ参照元です。Gコードがマイナーでないため構成音にBがあり、そのおかげで半音上昇成分があるために良い感じに聞こえるという解釈でいいんですかね。

 

 

他にも菅田将暉の虹ではカノンっぽい進行から最後にⅢが出てきていると思います。

F-C-Dm-Am-B♭-F/A-Gm-A

正直歌詞が自分の好むところではないため全然聴いたことなかったのですが、spotifyにinstrumental verがあるのを知ってから鬼リピ(ヘビロテ?)しています。

 

このⅢの使い方は借用和音とかいうらしいです(よくわからないが)。引き込まれるような音でとても素敵です。

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別に良い(とされる)コードやメロディを使用しているということが曲として加点されるのではなく、その結果良く感じることこそが重要なのだと思っています。良いコードやメロディを使用していることは現象にすぎず、結局は人間がどう捉えるか、感じるかでしか評価ができないのではないかと考えます。そういう面で絶対的な評価関数の構築は困難を極めるでしょう。

 

 

将来的に脳*2における感覚を呼び起こす要素が可観測になり、良く感じるということを定量的に評価できるようになればまた変わるんですかね。まあそれは野暮だといわれそうですが。

 

結局書きたいことを詰め込みすぎて長文になってしまった……。何事においても詰め込みすぎる傾向があるみたいです。

 

今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:ダジャレではないです

*2:脳じゃない可能性も否定できない